SSブログ

塔ノ沢階段1 [旧・ジオラマ工作]

実は、先日秋葉原に行って仕込みカメラを入手しました。
その報告は後日のお楽しみ・・それの兼ね合いで
塔ノ沢の擁壁やらポータルを作らなければいけなくなりました。
・・・”せねばいけない” と言う表現はオーバーですがね。

まずは階段の傾斜や、段数、高さ、モロモロの条件を揃えて
設計からしなければいけないのですが、私はCADを使って
現場写真とそのデータを元にタタキとなる図面を引きました。

その過程は省略・・だって、そんなの報告したって面白くないでしょ?(^^;

単純にプラ材を重ねて接着する工法・・・積み上げ工法を採用します。

01226-1.jpg

ずばり、これは1.2mmのプラ板を約10mm幅のものと
約25mm幅のものに切り出しただけの画像です。
エンボス(?)のかかった面を表として統一します。
これ、意外と重要です。その理由は後でわかります。

ハイ次。

01226-2.jpg

切り出したプラ板を約3mmずつズラして接着した画像ですが
同じものを2本作ってあるのがミソです。
さらに、こいつらをズラして重ねて接着しますと・・・・

01226-3.jpg

こうなります。・・・つーか、こうなりました。

で、もうお分かりでしょうが、ノコで約13mmずつに切って
バラバラにすると・・・・・・

01226-4.jpg

こうです。
で、それを支持材となるプラ板に接着しました。

01226-5.jpg

おおー、良い感じです。
構造材として採用したプラ板には、6.3mm角になる格子状の溝が彫ってありますが
プレーンなプラ板では後に控えている、「化粧ブロックタイル張り作業」にも
誤差修正に難航が予想されるため、作業の簡便化を図ったためです。

さらに追記すると、支持材のプラ板と階段パーツを単純に接着しただけではありません。
後で化粧ブロックをタイル状に張って仕上げるので、その厚み分が増して
階段部分に立ち上がる側壁が分厚くなってしまうと格好がわるいので
“構造材の厚み分”を階段パーツで“被せる様に”接着してあります。

01226-6.jpg

裏からみるとこんな感じですが、仮止めしては補強材を追加して・・の結果論です。
当然、階段ですから”蹴上”と”踏面”の寸法が狂うと傾斜が狂うので多少の注意が必要です。
多く積み上げていくと接着面の厚み誤差が大きくなって、高さや角度がジャンジャン狂うので
踊り場の面で微調整しながら進めます・・・と言っても、微調整は踊り場の水平距離成分の
微調整だけで済みました。・・これは意外な結果です。

ちょっと余談ですが・・
階段には”蹴込”があります。・・・「ケコミ」と言いますが漢字は正しいか不明です(^^;
蹴込とは、急いで階段を登るときに爪先をぶつけてしまう面のことで(想像して下さい)
踏面と鋭角になる角度が付いています。

最初にプラ板を切り出した直後、切り口を整形するわけですが
この作業時にその蹴込の角度を付けておいたのです。
となると表(踏面)が重要になるわけです。( ̄^ ̄)

で、最後に図面・・CAD図面と並べてみてチェックします。

01226-7.jpg

思ったより簡単に進んでしまいましたが、まぁ安易には喜びません。
ま~だまだ先は長いですからね。(爆笑)


コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。