スタイロ切削1 [宮ノ下セクション]
スタイロを下地として使うのは定石ですが、
それをどうやってカットするか・・が今回の焦点です。
もう私の秘密のツールがバレバレなので今更・・って
感じもしないでもないですが、しっかり公開します。
遂にっ! と言うと大げさな感じもしますが
3Dデータをグリグリ回して書いては消して、切っては繋げてを
パソコン相手に長時間費やしましたから、的を得た表現ともいえます。
・・・と、記事を書いている(打っている)間にも私の横では
グリグリ音を立てて切削作業を続けてくれているモデラ君。
やっとあなたの出番です♪
まず、モデラ君にデータを渡す前に色々チェックのことがありまして・・・
いわゆる切削のキリ・・エンドミルと言いますが、こいつの設定が
シコタマあります。
回転数は固定なので移動のスピードだとか、切削ピッチだとか、
深さだとか、動かし方だとか・・・シュミレーションのソフトがあるので
時間の短縮が図れる設定を準備します。
つまり、空中を切っていても進まないので、効率の良い動き方を
指示してあげる・・・と言うか、いくつかの動き方のパターンと組み合わせを
選ぶと・・言った方がより分かりやすいかと。
何がともあれ、データと材料を準備します。
あらかじめスタイロを20センチ×15センチにカットしておいたので、それを元に
データも作ってあるのですが、いきなりゴチャゴチャした立体データの全体を
使うわけではなくて、ブロック一個分に抽出してあげないといけません。
なので、実は全体の立体データは不完全でも作図の完了したブロックだけを
先行して切削できるわけです。
これが、宮ノ下駅から出た辺りのブロックです。
建物はプラ版でフルスクラッチする予定なのでその部分はサラ地状態ですが
なんとなくイメージ付きますかね? スタイロの厚みは30ミリを採用したので
エンドミルの長さも30ミリ近くまでないと、切り立ったところで
スピンドル(エンドミルの支持部)がぶつかってしまいます・・。
しかし、通常のエンドミルでは(長さが)せいぜい20ミリ程度・・
1ミリ径くらいのものだと長くても15ミリ程度です。
これは荒削り後に使う2.0ミリ径のエンドミルですが、
先端にチョットだけ刃が付いていてあとは単なる棒状なので材料は
不要箇所の大部分があらかじめ無くなっている事が必要条件・・大前提です。
ちょっと、想像すれば分かることなのですが、シュミレーション段階で
ちゃんとチェックしておかないと材料がメチャクチャになるかエンドミルが折れるか・・(^^;
2ミリ径の首の部分の長さが24mmなので、データ上の最大直立落差23.2mmを
なんとかクリアできています。・・・ま、1ミリ程度の多少は下地となるスタイロなので凹んでも
どうってことはないですが(^^;
これがシュミレーションソフトの画面。
青い線がエンドミルの動くラインで、今回はスパイラル(らせん状)に移動させた方が
時間が早いのでそうしましたが、荒削りは左右の往復・・・ケースバイケースですね。
ちなみに、荒削りの切削設定はこれ・・・
6mm径のエンドミルで荒削りなので青い線が荒いですがそれでも
切削パスの間隔が4mmしかありません。
この設定で約1時間かかりましたが、切削稼動状況を見ていると
もうチョット切り込んで、もうちょっと早く動かしても差し支えないかな・・・と思えたので、
次回はXY速度を最大値の15mm/secで切り込みを2mmに
しようと思っています。(自己の備忘記事ですな・・笑)
では、切削に入ります。
両面テープで・・・ちょっとこれがコツ必要です。
最終的に薄い仕上がりになる箇所を強靭に固定しないように両面テープの粘着度を
変えたり、ピッチを変えたりして調節しておかないと剥す時に破壊しちゃいます。(爆笑)
(JR浜松さんの橋脚の時に経験済み)
で、スタイロブロックをペタリ。
意外と厚みが正確なのに反っているのがなんとなくわかりますが
このブロックの大きさでは気になりません。
並べた時に互い違いになるように表裏をメモしておきます。
・・・・いや、あんまり重要ではないな(^^;
ま何がともあれ、荒削りです。
エンドミルとスピンドルは固定する根元のサイズが4ミリ径と6ミリ径の2種類あるので
交換がちょいと面倒です。荒削りは6mmの切削径なのでスピンドルも6ミリ。
この後の2mmのもスピンドルは6ミリ径です。
いやはや、最初の荒削りは切子がモッサリ出ます♪
で、一時間後
スロープ部分が階段状になっていますが、このあとの2mm径エンドミルで、
かなりなだらか(平滑)になります。
チャンと直立落差のところもクリア・・これ重要なチェックです。
実は2mmエンドミルの角は0.5mmのRが付いているので、
傾斜のある平面もギザギザ段々になりにくくて良いです。
と、ココまで記事を書いてもまだ切削中なのでまた次回・・・・・
それをどうやってカットするか・・が今回の焦点です。
もう私の秘密のツールがバレバレなので今更・・って
感じもしないでもないですが、しっかり公開します。
遂にっ! と言うと大げさな感じもしますが
3Dデータをグリグリ回して書いては消して、切っては繋げてを
パソコン相手に長時間費やしましたから、的を得た表現ともいえます。
・・・と、記事を書いている(打っている)間にも私の横では
グリグリ音を立てて切削作業を続けてくれているモデラ君。
やっとあなたの出番です♪
まず、モデラ君にデータを渡す前に色々チェックのことがありまして・・・
いわゆる切削のキリ・・エンドミルと言いますが、こいつの設定が
シコタマあります。
回転数は固定なので移動のスピードだとか、切削ピッチだとか、
深さだとか、動かし方だとか・・・シュミレーションのソフトがあるので
時間の短縮が図れる設定を準備します。
つまり、空中を切っていても進まないので、効率の良い動き方を
指示してあげる・・・と言うか、いくつかの動き方のパターンと組み合わせを
選ぶと・・言った方がより分かりやすいかと。
何がともあれ、データと材料を準備します。
あらかじめスタイロを20センチ×15センチにカットしておいたので、それを元に
データも作ってあるのですが、いきなりゴチャゴチャした立体データの全体を
使うわけではなくて、ブロック一個分に抽出してあげないといけません。
なので、実は全体の立体データは不完全でも作図の完了したブロックだけを
先行して切削できるわけです。
これが、宮ノ下駅から出た辺りのブロックです。
建物はプラ版でフルスクラッチする予定なのでその部分はサラ地状態ですが
なんとなくイメージ付きますかね? スタイロの厚みは30ミリを採用したので
エンドミルの長さも30ミリ近くまでないと、切り立ったところで
スピンドル(エンドミルの支持部)がぶつかってしまいます・・。
しかし、通常のエンドミルでは(長さが)せいぜい20ミリ程度・・
1ミリ径くらいのものだと長くても15ミリ程度です。
これは荒削り後に使う2.0ミリ径のエンドミルですが、
先端にチョットだけ刃が付いていてあとは単なる棒状なので材料は
不要箇所の大部分があらかじめ無くなっている事が必要条件・・大前提です。
ちょっと、想像すれば分かることなのですが、シュミレーション段階で
ちゃんとチェックしておかないと材料がメチャクチャになるかエンドミルが折れるか・・(^^;
2ミリ径の首の部分の長さが24mmなので、データ上の最大直立落差23.2mmを
なんとかクリアできています。・・・ま、1ミリ程度の多少は下地となるスタイロなので凹んでも
どうってことはないですが(^^;
これがシュミレーションソフトの画面。
青い線がエンドミルの動くラインで、今回はスパイラル(らせん状)に移動させた方が
時間が早いのでそうしましたが、荒削りは左右の往復・・・ケースバイケースですね。
ちなみに、荒削りの切削設定はこれ・・・
6mm径のエンドミルで荒削りなので青い線が荒いですがそれでも
切削パスの間隔が4mmしかありません。
この設定で約1時間かかりましたが、切削稼動状況を見ていると
もうチョット切り込んで、もうちょっと早く動かしても差し支えないかな・・・と思えたので、
次回はXY速度を最大値の15mm/secで切り込みを2mmに
しようと思っています。(自己の備忘記事ですな・・笑)
では、切削に入ります。
両面テープで・・・ちょっとこれがコツ必要です。
最終的に薄い仕上がりになる箇所を強靭に固定しないように両面テープの粘着度を
変えたり、ピッチを変えたりして調節しておかないと剥す時に破壊しちゃいます。(爆笑)
(JR浜松さんの橋脚の時に経験済み)
で、スタイロブロックをペタリ。
意外と厚みが正確なのに反っているのがなんとなくわかりますが
このブロックの大きさでは気になりません。
並べた時に互い違いになるように表裏をメモしておきます。
・・・・いや、あんまり重要ではないな(^^;
ま何がともあれ、荒削りです。
エンドミルとスピンドルは固定する根元のサイズが4ミリ径と6ミリ径の2種類あるので
交換がちょいと面倒です。荒削りは6mmの切削径なのでスピンドルも6ミリ。
この後の2mmのもスピンドルは6ミリ径です。
いやはや、最初の荒削りは切子がモッサリ出ます♪
で、一時間後
スロープ部分が階段状になっていますが、このあとの2mm径エンドミルで、
かなりなだらか(平滑)になります。
チャンと直立落差のところもクリア・・これ重要なチェックです。
実は2mmエンドミルの角は0.5mmのRが付いているので、
傾斜のある平面もギザギザ段々になりにくくて良いです。
と、ココまで記事を書いてもまだ切削中なのでまた次回・・・・・
2011-06-26 20:09
コメント(4)
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だいちんさん、こんばんは。
ハイテク駆使の地形制作ですか!
今後の製作から目が離せなくなりそうです。
JAM楽しみにしております。
これであの橋脚も作成して頂いた訳ですから、最高です♪
こちらはなんとか橋梁が出来上がりましたので、つぎは駅周辺です。
富戸駅舎のだいたいのキット化をお願いしたいところです。
富戸駅舎取材ページに画像を追加したので、よろしければ見て頂きたいのですが。。。←だいちんさんの予定が狂わない程度でお願い致します。
さらにこちらで制作するホームがある程度出来たところでホームの架線柱及び出来たら橋梁の架線柱もお願いしたいところです。
by ジェイアール浜松 (2011-06-27 21:17)
ジェイアール浜松さん こんにちわ!
ハイテクとは言え最終的に工作物が多くて間に合いません。(^^;
去年のJAMのときに「通過点を公開するのも1つだ」と
思ってましたからある意味今年は中途で上等です。
橋脚、いい感じにウェザリングされていて驚きました。
かなり時間に制限がかかっちゃっているので
お待たせするかと思いますが、
それでもよければコツコツ行きましょう♪
実に、うみ電☆やま電のメンバーにもお待たせしているので・・(^^;
by D-MIURA (2011-06-28 12:19)
だいちんさん、こんばんは。
う〜ん、なるほどいかにもだいちんさんらしい見解ですね。
有り難うございます。一生懸命やりました;
ウェザリングなどレイアウト制作を始めてからやりましたから。。。
GM製の方は適当?にこなせましたが、特注橋脚の方は簡単では無かったです。
時間的には余裕があるのでお願いしたいところです。
落ち着いたらご連絡をお願い致します。
勿論JAMには伺います。
by ジェイアール浜松 (2011-06-28 18:37)
ジェイアール浜松さん こんにちわ。
JAMの会期に間に合わせるのも楽しみなんでしょうが
コアな方は「ブログで・・・」だとか「去年の・・・」と、申し出てくれるので
ムリして一年一作でバタバタガチャガチャするのもどうかと。
ま、どうしてもバタバタしますがね(爆笑)
気長になり過ぎないように適度に行きますので
よろしくです♪
by D-MIURA (2011-06-29 09:49)