下準備 [宮ノ下セクション]
下準備と言うと、何か本チャンのイベント事がある前提の
行為に聞こえます。はい、我等が「うみ電やま電」の
うみ電分科会が何やら動き出すための下準備です。
今のところ何方も自作立候補者はおりませんが。
先ずは、何事も計画が大事です!
・・・と、某CMでタモリさんもおっしゃっております。
JAMの会場にて”あたかも作者であるかのごとく”に来場の方々に
「ここにいらっしゃる郵便バイク・・googleにもいらっしゃいますよ♪」と
http://bhkn8181.exblog.jp/14615876/
アナウンスしていると、半数くらいの方から・・・
「そうかー!現地に行かなくてもそれでロケハンが出来るわけね☆」と
関心されておりました。
いや、だから、私は作者じゃないのよ(^^;
で、私もそれに近いことをしてロケハンと同等の情報を得ております。
私は測量を営んでおりますので、良く使う技法なのですが
既存のラスターデータ(JPGとかBMP)をCADの背景において
あらかじめサイズを決めておいて、その上から路線データを書き込むわけです。
この画像はGoogleMapからキャプチャさせていただいた背景ラスターデータに
CAD上で路線データを清書してみた状態です。
現場はもちろん大平台近辺、スイッチバックが見えますね。
箱根登山電車くらいの建設だと、直線と同心円単曲線の区間で単純に構成されている
ハズなので(笑)、直線区間を元に曲線区間を清書してみました。
で、隋道内の線形(路線のカタチ)は複雑な曲線を使っていなかった・・との記憶を頼りに
背景データを半ば無視して書き直しちゃってます。
曲線区間の半径も、設計の人間が適当に「こんなもんかぁ?」と決めているので
小数点が出てくるような複雑な数字ではないです。普通なら10m単位です。
そのかわり、直線と直線の延長同士が交わる交角・・インターアングル(IA)は
細かい数字がガチャガチャと出てくる角度数値になっています。(^^;
これが、30Rカーブの連続区間・・・宮ノ下付近ですね。
清書の途中で、直線区間を延ばして折れ線状にした状態です。
余談ですが、この折れ線の交点をIP点と言って、カーブの要素を決める重要な点とされ
測量業、設計業では崇め奉られています・・・・(かなりの誇張表現有り)。
(爆笑)
ま、このIP点から左右対称になるカーブを書くので重要なだけで、
現地には何にも存在していません。データ上ではその点とカーブの要素(半径など)が
数値として明記されていれば、路線設計の半分以上が終わったも同然です。
・・・・・・・・なのか?(大爆笑)
模型にこんな面倒な設計とか下準備が必要なのかと言うと、ズバリ必要ないです。
Googleさんが公開している路線線形データは、(私の目からすると)不自然だったんです。
たったそれだけの理由です・・・・これが「自己満足」以外の何ものでもないことは、
どうか突っ込まないで下さい。(^^;
あ、前記事の宮ノ下の写真測量と何かつながるのか? との疑問は
非常に的を得ておりますので、明言はいたしません。(大爆笑)
行為に聞こえます。はい、我等が「うみ電やま電」の
うみ電分科会が何やら動き出すための下準備です。
今のところ何方も自作立候補者はおりませんが。
先ずは、何事も計画が大事です!
・・・と、某CMでタモリさんもおっしゃっております。
JAMの会場にて”あたかも作者であるかのごとく”に来場の方々に
「ここにいらっしゃる郵便バイク・・googleにもいらっしゃいますよ♪」と
http://bhkn8181.exblog.jp/14615876/
アナウンスしていると、半数くらいの方から・・・
「そうかー!現地に行かなくてもそれでロケハンが出来るわけね☆」と
関心されておりました。
いや、だから、私は作者じゃないのよ(^^;
で、私もそれに近いことをしてロケハンと同等の情報を得ております。
私は測量を営んでおりますので、良く使う技法なのですが
既存のラスターデータ(JPGとかBMP)をCADの背景において
あらかじめサイズを決めておいて、その上から路線データを書き込むわけです。
この画像はGoogleMapからキャプチャさせていただいた背景ラスターデータに
CAD上で路線データを清書してみた状態です。
現場はもちろん大平台近辺、スイッチバックが見えますね。
箱根登山電車くらいの建設だと、直線と同心円単曲線の区間で単純に構成されている
ハズなので(笑)、直線区間を元に曲線区間を清書してみました。
で、隋道内の線形(路線のカタチ)は複雑な曲線を使っていなかった・・との記憶を頼りに
背景データを半ば無視して書き直しちゃってます。
曲線区間の半径も、設計の人間が適当に「こんなもんかぁ?」と決めているので
小数点が出てくるような複雑な数字ではないです。普通なら10m単位です。
そのかわり、直線と直線の延長同士が交わる交角・・インターアングル(IA)は
細かい数字がガチャガチャと出てくる角度数値になっています。(^^;
これが、30Rカーブの連続区間・・・宮ノ下付近ですね。
清書の途中で、直線区間を延ばして折れ線状にした状態です。
余談ですが、この折れ線の交点をIP点と言って、カーブの要素を決める重要な点とされ
測量業、設計業では崇め奉られています・・・・(かなりの誇張表現有り)。
(爆笑)
ま、このIP点から左右対称になるカーブを書くので重要なだけで、
現地には何にも存在していません。データ上ではその点とカーブの要素(半径など)が
数値として明記されていれば、路線設計の半分以上が終わったも同然です。
・・・・・・・・なのか?(大爆笑)
模型にこんな面倒な設計とか下準備が必要なのかと言うと、ズバリ必要ないです。
Googleさんが公開している路線線形データは、(私の目からすると)不自然だったんです。
たったそれだけの理由です・・・・これが「自己満足」以外の何ものでもないことは、
どうか突っ込まないで下さい。(^^;
あ、前記事の宮ノ下の写真測量と何かつながるのか? との疑問は
非常に的を得ておりますので、明言はいたしません。(大爆笑)
2010-09-03 23:45
コメント(4)
トラックバック(0)
こんにちは
この絵おもしろいですね!!
素人には山に沿ってクネクネ走ってるようにしか見えなかった登山鉄道も,案外単純な直線と円の集合なんですね!!
実におもしろいです!!
このような絵をモトにみなさんのすばらしいレイアウトが出来上がっていくんですね…(笑)
by seibuE33 (2010-09-04 16:17)
seibuE33さん、こんばんわ!
普通の路線測量では背景にもベクターデータ(CADの線データ)で
絵的な取り扱いはしませんが、基本は直線と単曲線(円弧)です♪
最近の高速走行(概ね50Km/h以上)のある鉄道や道路では
直線と単曲線の間に緩和曲線を挟んで緩やかに変化させますが
建設時期が古いところは、いきなり円弧の単純な線形です。
実は、この平面だけでは計画が進んでいません。
高低差を克服するための計算もやってあります(^^;
一応、本職に近いところですから・・・
出来るかどうかは知りませんが、設計だけはしっかりやっておきます♪
by D-MIURA (2010-09-04 21:40)
一般には三次元曲線を使い、高速道路でさえクロソイド曲線用いてますが、箱根は単曲線の固まりなのですね。
by ヘッポコ出戻りモデラー (2010-09-14 22:22)
出戻りモデラーさん お晩です☆
そうなんです。お陰で緩和曲線が無くて非常に簡単です。
乗っていて「こりゃ無いな・・」と思って調べると全く無いようです。
実際には2mにも満たない区間長でレールベンダーの自然な緩和曲線が
あったりして・・・(^^;
by D-MIURA (2010-09-14 22:56)