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複製作業の課題 [旧・ジオラマ工作]

今回はシリコン型にポリウレタン樹脂を流し込む
一般的な複製作業をやってみたわけですが、
一連の作業を終えて失敗作部分と
今後の課題をまとめておきます。

これが8回目の複製作業で出来た、硬化不良です(ToT)
ネットで検索をかけても、硬化不良についてはあまり触れられていません。
一見硬化している様に見えて、型を割ってみると底部分(橋脚アタマ)が
完全に硬化不良です。原因はまだ不明ですが、
多分「攪拌不足」「重量の計量ミス」が大きなものでしょう。

計量ミスとなると一体(一回)分の流し込み総量を
多くして“誤差”の1グラムを比率的に小さくする対策が必要です。
出費を考えて計量ハカリに高価な0.1g読みを買っても良いかもしれません。

攪拌不足となるとしっかり攪拌すればよいはずなのですが・・・
う~ん、しっかり攪拌したはずなんだけどな~ぁ( ̄^ ̄;
今のところ対策案無いですm(_ _)m

この硬化不良・・それがどうした?
と言う方も居られるでしょうが、これがまた厄介なんですヨ。

シリコン型の内側に流し込んで、硬化不良だと
その半液状のモノが型にベタベタとくっ付いてしまいます。
液状の不良個所をソーッと取り出せれば良いのですが、型にこぼれてしまって
まるで接着剤を流したようになってしまいます。
つまり・・・ふき取ることが出来ない、硬化しない、
そのシリコン型はそこでさようなら(T_T)/~~

気を取り直して、なんとか出来た複製体のなかでも
硬化不良したものを見てみましょう。
ちなみにこれらは硬化時間30分を経て脱型した後、
出張中の数日を朝日の当たる室内(平均7℃)で放置させたものです。

一見、表面は硬く中が液状(ゲル状)で、硬化した殻を破ってしまうと
ドロッと出てきそうですが、ドリルで穴を開けてもその気配は全く無いです。
なので気にせずカッターでサクサクと破ってみました。

うわ。こりゃカラスミだ(^^;
と言う感触で多少ベタつく“グミ”・・ゲルと言っても良いでしょう。
これで何かを保持(支持)させるのは無理なのでザックリと削除したほうが
良いかもしれません。
これにポリウレタンのA・B液をハケ塗りして硬化してくれるのか・・・
それは有望なので本日の課題です。
他のモデラーさん記事を読むと、「直射日光下で数週間放置」が
得策らしいのですが、作業できる時期はセッカチなので却下です。
(念のため、韻をフンだ洒落です)

この画像の左側が1作目、右側が最後の7作目。
このうちの2作目と6作目が上下反対になってますが、
硬化不良の部分が見えます。
一本の重量で約60gなので1gの混合誤差があれば
誤差2%程度となってしまって、かなりシビアな作業ですね。

硬化不良以外にも、シリコン型側にも小さなトラブルはあります。
先に作った型に後のシリコンを流し込んで硬化させた後
お互いのディテール部分が固着したり、
ポリウレタン硬化後の脱型時にシリコンディテール部分が一緒に外れたり、
・・・・
割り型を採用する場合、割り位置の断面形状に注意すべきでしょう。
片方が鈍角だともう一方は当然鋭角になってしまうので
立体イメージとシュミレーションが大切ですね。

シリコン樹脂はメーカーもイロイロあって硬化した時の硬さ、耐久性、
硬化時間や、作業可能時間、硬化前の粘度、・・それぞれ特徴が違うので
複製する対象によってバリエーション豊かと言えば豊かです♪

驚くべきことは、クリアパーツを作ることもできるので
やろうと思えば、車両の窓配置変更や、先頭車両の制作に有望です(^ー^)
・・・2000系フルスクラッチとか(ぼそ)
・・・・・・モニ車の生産とか(ぼそぼそ)
いや、不可能ではないです!という意味で、その~(ボソボソ)
やってみても良いかなぁ~ (--ゞ と言うか・・・


呼んだ?

トミーっ!!


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