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上層エンドレス路盤 [旧・ジオラマ工作]

職業柄、手元にある・・
ソフト+大判プリンター+知識+経験を
駆使して複雑な地形をあらかじめイメージします。
そうしないと構造と小細工にミスをしてしまいますからね。

と言う“言い訳”まがいの冒頭ですが
かなり時間を使ってCADで設計です。


図面を粗方書いて3次元でイメージを確認したものを
プリントアウトしてベニヤに罫書いています。
これがまたワクワクしますねー♪ (^ー^)

路線の線形(レイアウトの骨子)は前回の通り、
最上層にエンドレスをグネグネ配置しておいて
念願の「内回り30R鉄橋」を2箇所に設定しました!

そのクローズアップがこちら・・

地図や平面図を見る機会の無い方にはイメージつかないでしょうが
等高線(コンター)を書き込んで地形を表現しています。
等高線の1本が5ミリです。
画像右下に見えるピンク色の線は塔ノ沢駅の路盤で、
左側の空白は未作図ですが山の頂上付近です。
中央にある2つの正方形は弁天さんの社で
その左上側に4本の橋脚、140Rの鉄橋が沢を渡っています。
上層のエンドレス路線が、画像の左下から青線をたどって右側へ
登って行くのですが塔ノ沢の駅から約12センチ高い位置をグネグネです。
グネグネ好きー!! ( ̄▽ ̄)


これがその部分の地表イメージです。
現実の山の中には獣道のような道(徒歩作業道)が予想以上にあります。
当然、現実的に考えて橋脚工事を行う時の作業道ですから
それもチャンと再現してあります。・・・ちょっと見にくいですが・・・

次の30R鉄橋は出山信号所の上にあります。

さっきの塔ノ沢から見るとぐるっと回って反対側斜面に位置するので
この画像は位置関係的には天地逆になっています。
細かい等高線(2.5ミリ高)も部分的に書き込んであるので
急なように見えてそこまで急ではありません。・・とは言え
画像の下に見える水色線の出山信号所より7センチ上を
走るのですがね。 左下の法面の傾斜は約55°・・
崖と表現したほうが良いでしょうが、下半分が
石積みかな~とイメージしてます。
左から降りてきたエンドレス路線は2本の橋脚に支えられた
140R鉄橋を渡って右へ下りていきます。
スペースが限られているので尾根もカミソリのようなヤセ尾根ですね。
ちなみに、画像の右上に見える路線はさっきの塔ノ沢側の斜面です。


これがその個所の地表イメージ・・・・
うーん、平面的な画像では上手く表現できませんね。

ま、公私混同甚だしいのですが
ちゃんと仕事もしてますので悪しからず(^^;


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コメント 5

D-MIURA

なんだか、図面を書いているうちに
水路の設計や橋脚の基礎地盤を強化する案に気をとられて
気が付くと仕事以上の作業をこなしていました。

お陰で路盤構造を簡単に施工できそうです。
心材の位置やベニアのカット位置、点検孔の位置、
施工順番を間違えて下層の造作に難題を作らないように
慎重作業が必要です。

手元、足元注意。
点検、点呼、指差し確認にて作業を行います!
by D-MIURA (2007-10-18 03:22) 

りょう

とてもお気軽な「趣味」の域を超えている綿密な計画。
土木のCADですか?
地形が3Dで作れるのですね~、面白そうだなあ。
でもこんなの手に入れたらますます仕事しなくなってしまうなあ・・。
by りょう (2007-10-22 00:44) 

D-MIURA

そうですね。仕事しなくなってしまいますよ(^^;

とても趣味では難しい領域ですが、最近のCADは三次元が出来ないと
売れないそうで年々価格も下がってきてるようですので
三次元CAD設計組は私以外にもいらっしゃるかもしれません。

測量機器から測量データを直接扱うタイプの測量専用CADなので
設計と作図はお手の物です(当然ですね)。
前職が木工(家具)の職人だったのもありがたい事です。
本音を言えば、忘れっぽいので先に図面を書いた方が
整理されていて作業しやすいんです。
さらに、後で困らないように構造は現場あわせで組んで
その結果をCAD上に表記して残してあります。

出張でしばらく離れてしまうと、思い出すのが困難ですから
備忘録代わりにも役立っています。(これが嬉しい!)
りょうさんのCADは機械用ですか?
by D-MIURA (2007-10-22 02:37) 

りょう

ええ、私は機械用のCADです。
私達の業界は三次元CADでの設計が当たり前です。
って書いちゃうとちょっと反発を食らうかもしれません。
私の周りだけかもしれません?!。
私自身はもう二次元CADで3面図を作図するなんて億劫でなりません。

測量CADと機械CADを使ってバーチャルレイアウトが作れたりして・・。

冗談ですよ!!
by りょう (2007-10-23 19:54) 

D-MIURA

機械用のCADだと三次元のモデルが
(地形に比べて)複雑になりやすいですから
測量のものより厄介だと思いますよ。

地形は必ず上向きの“面”を形成させるのが大前提ですから
トンネルの中だとか、模型の下層面を表記できません。
それこそオートCADだとかにスイッチしないと無理なんです。

実はバーチャルレイアウト構想は私も想像していましたよ♪
地形ならお任せください!!(^ー^)

もちろん、冗談ですがね(^^;
by D-MIURA (2007-10-24 01:11) 

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