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橋脚複製2 [旧・ジオラマ工作]

型枠のブロックと油粘土の作業は順調。
入念な立体イメージとシュミレーションが出来ていれば
後は気泡が出来ないように慎重なシリコン作業で
折り返し地点目前です。

さて、カタドリ作業の難関は割り方とハク離です。
つまりシリコン型をパッカリと割って、複製物本体を取り出すわけですから
ブロック積の表面がカギとなって上手く割れない事態も想定できます。
その前に、シリコンと被・複製物のハク離が上手く行かないと
型は失敗です。(ぉぉ怖っ!)
で、ハク離剤として植物性オイルの出番です。

オイルなら何でも・・と言うわけには行かないと思われます。
なぜなら、固形では使えませんし、
シリコンの硬化(化学反応)を邪魔する成分があっては問題外です。

かといって、私には化学の知識がありませんので詳しくは知りません。
ほとんど勘ですが、車のエンジンオイルや燃料では添加物が不明です。
植物性の常温液体で適度な粘度があって、化学添加物が無いであろうと
思われる食用サラダ油が候補にあがりました。
ま、模型屋さんとの雑談でも「良いんじゃない」との解答をもらっていたので
安心して台所を物色・・
サラダ油が無いので高級ごま油で代用です(^^;
ズバリ美味そうです。

さすがに、お好み焼きソースのハケを使うと怒られそうなので
塗装用の筆で代用・・テカテカにしてやりました。
かなりタップリ塗っておきましたが、それは後の脱泡作業のためです。
ヒントはシリコンよりごま油が軽い(多分)と言うことです。

さて、型枠ブロックも含めてシリコンを流し込む面をテカテカにしてやりましたので
オーブンを余熱180℃に温めて・・・ウソです。(^^;
このままでも流し込んでしまって良いのですが、説明書通りに仕掛けを仕込みます。

割り箸や適当な棒で型の合わせ突起を付けておきます。
あ、突起と言っても油粘度側を凹ませておく作業です。
実はコレを後にした理由もあります。
ハク離用の油を塗る前だと、その穴に油が溜まってしまって
上手くシリコンが流れ込んでくれないとの思いからです。
ま、この作業もあまり重要視してません。

次にいよいよシリコンの流し込み作業です♪

説明書によると 主剤100 対 硬化剤1 との事ですので
適当に紙コップに主剤を投入します。
例の缶をもんじゃ用ヘラで開けるとシリコンとのご対面です。
まるで冷蔵庫にしまってあった去年のヨーグルト・・・
上澄みの透明な液と白い沈殿物に分離してます。
きっと混ぜなければいけないと容易に判断できますので
割り箸でグリグリかき混ぜます。

お!これは意外と美味そうな粘度ですね(^^;
この丸い缶から上手く紙コップに移すわけですが
割り箸を持ち上げてみるとホボ際限なくトロトロと糸を引いて
タレ落ちます。しかし、この缶の形状では結構難儀です。
ティッシュでふちに付いたシリコンをふき取ると
結構な量になってしまってもったいないですね( ̄^ ̄)
小さいオタマを百均で入手しておきましょう♪

で、計量です。

主剤が160gですから1.6gの硬化剤を入れます、足して161.6g・・
だいたいで良いと思いますよ・・
と言うより滴下しながらデジタルの変化を見て判断します。
40滴で1gと書かれていますが、数えていません(^^;

と、よく見ると・・これはっ!!

ヨーグルトに落したブルーベリーシロップ・・・まさにデザート♪( ̄▽ ̄)
実に美味そう☆  (もう手元にスプーンなんて置かないで下さい)

で、これをよーくかき混ぜておきます。
硬化開始が20分ですので手早く手早くササッと!

割り箸で細い糸状にトロトロと表面を覆います。
適度に表面を覆ってみて、作業板をバンバン叩いて脱泡です。
夜の作業なのであまりやりすぎると隣近所から嫌がられます。
少しやってはバンバン、トロトロバンバン・・です。
そうこうしているうちに20分が経過!
うを、時間ねーじゃん!

と思ってもあまり状態が変化したとは思えませんので
マイペースで気泡が出来ないように、トロトロバンバン!
30分以上かけてやっとメいっぱい垂らしました。

はっきり言って、気泡を完全に除去できないと思われます。
もちろん脱泡機があれば極限まで減らせるでしょうが、
この表面張力ではかなりキビしいです。(^^;

最後にバンバンやりまくっていると、予想通り
ごま油と混ざって0.5mm程度の気泡が無数に浮き上がってきてます。
ま、この橋脚複製では多少の気泡も愛嬌かと思っていましたので
あまりシビアには考えていません。(サッパリ)
大きい気泡では2~3ミリのものもありますが、浮いてきても
しばらく”弾けない”ほどの粘度があるので皆さん気合を入れて
流し込んでください。

余分に残しておいた紙コップのシリコンを観察してみると、
約16℃の部屋で90分後には明らかに硬化が始まってました。
硬化剤添加後2時間後には噛んで柔らかくなったハイチュウ程度、
さしておいた割り箸がなんとか立つ程度です。

この時間辺りから急激に硬化が始まって、硬化剤添加後3時間経つと
液体と言う面影が全くありません・・ゴムです。
但し、触ってみると表面はベトベト、糸を引いてしまいます。
それでも硬化してきた証として、液体の時の
「界面活性(滑性?)」の能力があまりありません。

液体の状態でシリコン樹脂を触ると拭いてもスルスルとした感触で
運転を控えた状態での作業は手袋が必要です。
・・・その前に素手で触るな、と説明書にありますね(^^;

さて、あとは完全硬化まで12時間待ちです。
ちょうど私の睡眠時間となります・・・マジ!?


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