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現地視察+大はしゃぎ(序章) [現地調査]

いやはや行ってきましたよ~!
もう小学生以上のハシャギぶり、鉄全開で体感してきました♪
縁もゆかりも無い土地の地方鉄道ですが
こんなに親近感涌いたの初めてでした。

ご存知の方は当然、野暮ったいセリフは聞きたくないでしょうが
まー聞いて下さい!野暮もキザもヘッタクレもありませんっ!!
旅、行程的な記録は後日ご報告することにして、
受けた印象をガシガシお伝えしましょう♪

職業柄、大自然には慣れているのでそんなに自然に対しては
期待があったわけではありませんが、なんと言うか・・
電車(気動車のそれではなくて)の機械チックな一面と
大自然の一面が双方に対してコントラストを明瞭に際立たせて、
鉱山的なテイストと生活感を両立させた雰囲気が何とも独特です!

先ずは決り文句から言うと・・・
「ナメてましたよ80パーミル」。
とっさに吊革に目が行きました。
素人目には傾斜のすごさが伝わらない程度ですが
若干下方向に傾斜して見え、身体を支える足に重心の移動が
モロに伝わり、モーター+レール+車輪からの轟音が手伝って
“登山鉄道”のすごさを思い知らされました。

ごめんなさいっ!
今まで知らなくてーm(--)m

元々、玄関口の湯本にはあまり興味は無く
一番興味のある塔ノ沢から順に下車したわけですが、
塔ノ沢は予想以上に狭く感じられ、事前に調べた資料を元にした
自分のレイアウトと比較するとはるかに“無理した感”・・
つまり難工事だったことが容易に窺えます。

通称出山の鉄橋では観光地ならではの粋な計らいで
ゆっくりシズシズと進み、一発目のスイッチバック。
信号所ですね!早速、下り方向(上り線)との入換で
鉄でない観光客も「ジグザグに・・」だとか
「スイッチバックって・・」等、涌いていました。
当然私も漏れなくウンチク解説してました。

大平台では撮鉄のお二方がすでに陣取って
厄介な雨にもメゲず、絞りがどうだの・・と満喫しておられました。
駅員さんも慣れたご様子で、鉄には下車の確認(切符回収)もなく
私にも全く構いもしませんでした(^^;
準備しておいたビデオやデジカメでビシバシ情報を収集するわけですが
なぜか大平台には特異な印象を受けませんでした。
事前情報が多すぎたせいもあるのでしょうか・・本当に不思議です。
ただ、この駅で初めて知りました。
「信号が青になることはほとんど無いこと」
・・よーく考えてみて納得でした。
早速LED信号のコントロールユニットの設計変更です。

ここからが本番(?)。
宮ノ下までの信号所二個所を通過するのですが
なんとまぁ、強烈なこと! もちろん登坂+30Rの事でございますヨ。
隣の車両の側面が全て見えます。
登坂なのにわざわざ減速、徐行です。音+振動がヤバイです。
レールと車輪、磨耗しまくりです。
草木に車体が接触してます。
何よりも、私の精神状態が危ないです。(チビリそうでした)
予想だにしてませんでしたよこの区間の魅力♪

無事、宮ノ下に到着するも意外な展開。
走り去っていく登りの車両が大きく左へカントを当てて
ボッキリ曲がって行くではありませんか!!
今しがた登ってきた方向へ走り去る下山車両からは不気味なほどの
キシミ音が聞こえながらも、姿は見えず・・。
強引にレベル(水平)を保った駅構内とそのアクセス路の傾斜。
全て異常です!
宮ノ下温泉街にムリヤリアクセスさせたその魅力に
すっかり心は奪われ、今なら例え殴られても笑って過ごせそうな
おおらかな気分になってしまいました。
これには全くもって意外な心境でした。

そそくさと宮ノ下駅前の蕎麦屋で食事を済ませて
小涌谷ですが、これまでのインパクトが強烈すぎて心はすでにモヌケのカラ。
駅そのものより、かの駅伝で有名な1号線踏み切りと、
道路そのものと線路のカラミの方に山岳地形の魅力を感じてしまいます。
やはり、信号は赤基本、青一瞬・・ですね。(激しく納得。ウンウン)
駅舎のトイメンのホーム脇にある山道風の徒歩路発見にチョット萌え。

彫刻の森。ここまで来ると傾斜もかなり緩やかで・・と言う事前知識が
あまり興味を持てない要素になっていたのですが、どうしてどうして!
カーブのホームに108青塗装+109標準塗装のマッチングが
そそられました。両車両の連結面付近とホームからのスキマ・・
比較的急な曲線を描くホームと、車体の色のコントラストに
目を奪われてしまい、今でもその魅力に解説の術がありません。
なぜでしょう??色と形状に何が関係しているのでしょうか。
その理由を知っている方が“もし”おられましたら
是非!教えてください。

こんなワンカットを撮ってしまうあたり・・“鉄”絶好調っすね♪

とにもかくにも、萌えた締めくくりとして
強羅に到着・・うむむむ!予想以上に観光地テイストが強く
あんまり魅力を感じられませんです。・・これまた不思議。
終点という特異な雰囲気がごった返す観光客に
飲まれてしまっている・・と表現すると的確でしょうか?

・・予想外の心境の変化と発見に心は踊っているわけですが
果たしてレイアウトにどこまで再現するつもりなのか
皆目見当がつかなくなってしまいました。

最大の番狂わせ(?)的な要素は、やはり難所の連続でしょうか。
30Rと80パーミルにその魅力が詰まっていたのではないかと思います。
機会が無くとも足を運ぶべし!
万歳!箱根登山鉄道♪

あぁ、資料の編集とレイアウト変更が大変だぁ~(^^;
嬉しい変更です!


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コメント 2

りょう

当日は雨だったようですね。
しかしそんなことは全然気にならない様子で登山電車の魅力を満喫できたみたいですね。
力と興奮に満ちた文章からだいちんさんの思いが伝わってきます。
箱根湯本を出てのいきなりの80パーミルに驚いて車内に流れる解説に上の空だったのを思い出します。
私もネットや書籍で箱根登山鉄道について調べているうちにどうしても乗りたくなって、実際に乗りにいってますます気に入ってこの鉄道のファンになってしまいました。
近くに住んでいたら毎週乗りに行ってしまうだろうとさえ思います。
塔ノ沢駅を降りて細い歩道を進んでいったらどうなっているんだろうか?とか、つり橋から早川橋梁を眺めてみたいし、同時に出山信号所を眺めてみたい。こんなん全部やろうとしたら1日では無理ですもんね
レイアウトの方ですが、忠実再現の方向でいくのですか?
by りょう (2007-06-13 00:00) 

D-MIURA

駄文お恥ずかしい限りですが、満喫度合いが伝われば嬉しいです!
全く同感ですね。>毎週乗り
自宅付近に北陸鉄道浅野川線が走っていてこれもまた好きなのですが、京王3000系改の車体に踏み切りをいつもワクワクしています。私鉄ならではの個性が楽しいですね♪ 小学生時分には国鉄一色でしたが・・。
一日コースではチョット物足りないですが、次回のために残しておいた!と思っていて間違いないでしょう(^^;

さて、レイアウトの方はと言うと、早速練り直し作業中です。もちろん忠実再現!!と言いいたいですが、ものすごいものになってしまいますので1220mm×600mmの自作ベース(アクリルケース高30センチ)に塔ノ沢だけを忠実再現の予定です。残念ながら人家や道路はほとんど削除!大自然をウネウネ・・独特な磨耗音が似合う長いレイアウト(路線長5m以上)を検討しています。尾根地形に位置する宮ノ下や仙人台信号所を個人的には作りたいのですが、今のところ難しい様子です。
大まかには、最下部にエンドレスを設けておいて半周登って塔ノ沢。それから約一週登ってスイッチバック。さらに半周登って強羅となりますが、実物の強羅は直線で長いですからかなりデフォルメしないと収まりませんし、そこまで魅力を感じませんでしたので“終点駅を設置した”程度にしようかとも思っています。
・・・・・モジュール作って長大レイアウトにしようか、な?と良からぬ妄想もありますが、現実的に先ずは復帰一作目!と言うところですね。
レール組んでみて走行試験すれば、近いうちにイメージが決まると思います。もうしばらくお待ちください♪
実はすでに三案の走行試験をやってみたのですが、地形イメージがうまく行かず却下しています(^^;
by D-MIURA (2007-06-13 02:37) 

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