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自作信号 [旧・ジオラマ工作]

この箱庭を作成するにあたって私が刺激を受けた作者
りょうさんの周辺で今ブームの電灯作成に遅ればせながら私もマネっこ。
いや、そう言うわけではなくて元々信号の自作は免れない“運命”
だったわけで、なんとか試作品を作ってみた次第であります。

地元石川県の近県、福井県に本拠地を置く某電気パーツ店が
近所にあるのですが、年に20回以上は通っているところなんです。
「・・・なんだ?電気関係にも興味があるのか?」と言う
ご指摘ありがとうございます。
興味が無いわけではありませんが、計算その他点検作業が面倒なので
“興味を持たないようにしている”と言う厄介なスタンスをムリヤリとってます。
別にグレている訳でも、反抗期な年でもありません。

あらゆる自己の欲求を満たす為に必要な知識だったため
気が付いたら電気関係に抵抗感がなくなっていただけの話です。
電気は嘘つかないし正直者の私にはピッタリなのですが・・・・・・・(クドクド)

ハイ。ややこしい言い訳+前置きはさておいて、
工作日記本題です。

LEDを採用するか、白熱電球(麦球)を使うか・・実は寿命の関係で
後者を採用する選択肢はハナッからありませんでしたので、
LEDを光源とする信号機の作成を以前から思案していたわけです。
しかし、市販のLEDでは最小のものでも3mm前後で
Nゲージスケールの150分の1ではチョイト大きいのであります。
当初、光源を直接利用するアタマしかなかったのですが、
いきつけのプラモ屋でタミヤの透明プラ棒を発見してから
光源のリモート化の発想に目を覚まし、「即実験!」
となったわけです。

しかし、透明プラ棒では透明度が低く、
ライターでアブって延ばして曲げてアルミ箔巻いて・・とやっているうちに、
なんだか面倒な作業に思えて、さらには光源となるLEDが無ければ
その実験もウマくないので、なにがともあれLEDを調達に行ってきました。
光ファイバーなるモノを探すことも踏まえて行ったハズだったのですが
買ってきたのは極小LEDと基盤用の糸ハンダ+0.32mmの導線に、
ハンダゴテの取り替え用コテ先のおまけつき。

いやいや、これはズバリ衝動買いです。(滝汗)
しかし「こんなLEDあったんすか??」と思ったと同時に
「誰がこんなん取り付けるん?基盤用やし、
 ソケットみたいな何かあるやろ・・」と思い、店員さんに聞くも
「あ~、苦労してハンダ付けするしかないですよ。
 ほら、ここに+マークあるから・・・・」

・・・・・・どこ????


ちなみに、左下から画像中央に向かっているのは爪楊枝です。( ̄□ ̄;
四つ並んでパッケージに入っている一つは1mm程度のものです。
どこに+マークがあるんでしょう?果たして表裏すらも不明です。
でも・・・買っちゃったんです。+マーク見えないけど買っちゃったんです。
私の性格上、「行動してみないと負けた気がする」ので買っちゃったんです。
買っちゃったからには使わないと無駄なんです・・で
早速ハンダ作業着手です!( ̄^ ̄)

こんな代物ですから、ハンダ作業の難航は覚悟の上。
予想できることは全てまとめておいてKYの後、例によって練習です♪
(ポイント改造・・のページを参照ください。“KY”も“練習”もよーく解ります。)
米粒みたいなLED素子(?)を両面テープでベニアの上に固定して
導線にあらかじめ(予備)ハンダを付けておきます。

もちろん、信号ですから+-の極性を入れ換えて赤青の変換を
目論んでますので、僅かに目視認識できる方向性をそれぞれの色について
互い違いに並べておきました。
そのままの状態ではどれが赤か青(青がなかったので緑)か
認識できないのですが、とりあえず上下を入れ換えれば
簡単に解決するので今は悩みません。

注意点は一つ。・・赤青2個並べて程好い距離感を保った状態では
導線(被服無しの剥き出し線)の熱伝導距離が近すぎて
隣のハンダまでも解けてしまうので、2個同時にやっつけてしまいます。
また、LEDの素子自体にあらかじめハンダを載せる作業は
熱破壊を懸念して省略。つまりは・・一発勝負!
導線をつまむ左手の指先がプルプル震え、
コテ先に顔を近づけすぎて乾く目を強引に開いていざ接触っ!!

チュッ♪ (フレンチキッスです)

うををををを~!!! 目が乾く!!
(良い子の皆さんは保護メガネを使ってください!
 たまにハンダの中の“ヤニ”が融解と同時に飛び散ります!!失明します!)
さすがにストレスが溜まりました。過去に無いほど濃厚なストレスでした。
反対側の端子の時は、透明プラ板を保護メガネがわりに立ててやりましたが
その透明度の悪さと反射光にイライラしながらも、なんとかクリアでした。

多分、300℃程度のコテ先が10秒も接触するディープキッス状態では
LED素子の保護樹脂もろとも逝ってしまいますので、接合の“質”は半分無視です。
フーフーも大盤振る舞い+大安売り、普段の倍以上にフーフーしてあげましょう♪

立て続けにタバコ3本を吸って、テスト発光させてみて初めて表裏を知りました。
そして、上になる青側の余計な導線をカットし、そそくさと黒マジックで塗装、
信号の顔となる板をプラ棒で加工・・・エバーグリーンの0.75mm×3.20mmを
約6mmにカットしてR面取りしました。
もちろん黒マジックで真っ黒。信号の電球部分の穴を1mm径であけて
ゼリー状瞬間接着剤をレンズ状に流し込んでおきました。
“ヒサシ”はなんとなく黒マジックで表現・・
(黒マジック好きなんですよ♪ 何がって、ニホヒが☆)
どうせ、トンネル内に設置するものですからヒサシなんぞ無くてもいいんです。
で、恒例の記念撮影!


やっぱり、爪楊枝が比較に映ってます。

細かいところですが・・
被服の無い導線を使ったので、とにかく瞬間接着剤でゴテゴテにしてやりました。
で、赤と青の間のスキマには黒い綿糸をグルグルに巻きつけて
お互いの光漏れを防ぐのと、変形防止に役立てました。

ハイ、あとは作っておいたプラ板とLEDを接着です。
光源となる面には直接接着剤が入り込まないように注意しながら周りを
ゼリー状でゴテゴテにしてやりました。当然ながら塗装は黒マジック。
最後の動作チェックを済ませて今日は以上ですっ!

お疲れ様でした~m(--)m


画像ではフラッシュの関係で青の方が明るい様ですが
実際には赤の方が動作電圧の関係で明るいです。

ちなみにテスト用の電源は内緒ですっ♪
とても電子テスターのトランジスタ点検用端子を直接利用したとは
計算ズボラがバレるので、口が裂けても言えません。


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コメント 2

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han9_ensen

このLED、先日日本橋に行ったときパーツ屋で見つけました。
とてもじゃないけどハンダ付けできまへん‥

日本橋のパーツ屋も(元)大手量販店系の店が潰れたので、探すのが大変になりそうです。
そもそも使うのかどうか、というのは別ですが(苦笑
by han9_ensen (2007-06-09 01:12) 

D-MIURA

見つけた時は「うわー♪」って感じだったのに、
じっくり手にとってみると「うわ~( ̄Д ̄;」 になってしまうね。
しかし、商品として流通している以上、手にした誰かが加工するわけで・・
売れている(棚に並んでいる)と言う事はその誰かが使っているわけで。
その事実を把握して挑戦せねば!となったわけです。
ちょうど、りょうさん(リンクにある再起動~の方)のところでも
取り扱っていた時なのでタイムリーかなと。

使うかは別でも、存在そのものの事とそのありかを知っている事が
何かの助けになるはずですね。しかし、使うかどうかは本当に別ですね(^^;
by D-MIURA (2007-06-12 17:26) 

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